こんにちは、ウィスキーおじさんです。
さて本日は、日本のウィスキー発祥の地として世界中が注目しているサントリー・山崎蒸溜所です。
時は1923年
サントリーの生みの親、鳥井信治郎氏が大阪と京都の中間、山崎にてウィスキー作りをはじめました。
鳥井氏がウィスキーの蒸溜所を建てるのにこだわったのは
環境と水
桂、宇治、木津と3つの川が交差するこの山崎は当時は湿度が高く霧がよく発生し、ウィスキーの故郷スコットランドの気候に良く似ていました。
そしてそこから遡ること300年、豊臣秀吉をもてなすために千利休がこの山崎に茶室を設けた程、良質な水の産まれる土地なんです。
ここでひとつ山崎のエピソード
山崎でウィスキー作りがはじまって10数年、第二次世界大戦で樽に眠るウィスキー達は戦火を逃れるためにトンネルへ避難しました。
後々、この原酒の避難がサントリーにとって想いもよらぬ産物をもたらすことになったんです。
そう、避難した原酒たちの味わいの変化です。
暗くて湿度の高いトンネルの中で永らく眠っていた山崎の原酒は程よくスピーディーに熟成されコクのあるウィスキーが目を覚ましたんですね。
この偶然の産物が後のサントリーのウィスキーに多大な貢献をしたのは間違いないでしょう。
サントリー・山崎でカンパイ。